独り言

それでいいんだ

それで良かった

ざわめく教室の真ん中で
独り読書をして
何気にその本に共感して

みんな一人なんだ

一人だから誰かと一緒にいて
協力したり
助け合ったりするんだ

私だけじゃないんだ

急に心が晴れて
本を閉じて
笑いながらあなたのところへ

みんな一人


馬鹿にしてるわけじゃないけど
淋しかった心には
とても暖かい言葉

一人が当たり前なんだ


だって、
私は私にしか分からないし
私の命は私にしか無い
生まれるときだって
死ぬときだって一人だ

ありがとう

馬鹿なのは私だよ
そんな仲間とか気にするんじゃないもんだね


笑えちゃう

そうだろう？

どうしたら良いのか

知らない
知らない

知りたくない


知ったところで
自分は納得出来るのか


出来ないに決まってるじゃないか



だったら
嫌でも今を信じるしかない

知ったところで
それをやるとは限らないだろう



だったら
嫌でも自分で見つけるしかない

授業中の被害妄想

ごめんなさい

罪悪感が授業中に
突如堕ちてきて
僕を地獄へと誘う

紅いエキスでできた
液体砂糖と
新鮮な肉眼を
どろりと混ぜ合わせて
できた飲み物を
僕に喰わせる


ああ、堕ちた

ごめんなさい

ごめんなんさい


冷や汗が教科書に染みて
鐘が僕を呼び起こす

脳内清掃

ぐちゃぐちゃ、

ぐちゃぐちゃ、


脳内で妄想喧嘩
恋愛撤去
友情廃棄処分


ぐちゃぐちゃ、

ほら、整頓整頓
綺麗ニシナクチャネ？