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瞼を閉じた、世界が眠った。
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「トモダチ」

分かった、あれは嘘なんだ。
僕が可哀想と思って情けをかけたんだ。
結局、舞い上がってたのは僕だけ。


「本当のトモダチって何?」


黙りこくった君。
本当は知っている。
僕も君も。
本当のトモダチってのを。
それは、僕等のことではないことを。


ブランコを降りた。


石を蹴った。


君に手を振った。


涙をのむ僕に君は何か言いかけた。
今の僕には何も聞こえない。
世界の何処かで僕等と同じ事をしている人達が居る。
僕には聞こえたんだ、その人達の叫びが。


「トモ、ダチ…ねぇ」





分かってなかったのは僕なのかもしれない。




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嫌だよ、もう

僕の血が駆け巡る
此処から出せ、と出口を探して


出してあげようか?





結局、プレッシャーのある背番号を
背負いきれず
自覚できず
私は自滅するんだ

頭が痛い
割れるように
砕かれるように

痛い

痛い

責任という言葉を背負いきれず
負けたんだ

偽善者な私は欲が高い
嫌われたくないし
嫌いたくもない

偽善者が責任を逃れようとする

責任が偽善者を逃そうとする

痛い

痛い

こうやって自問自答して
私はまた偽善者に近づく
背番号を隠さずに、ずっと
結局、背負いきれないくせに
背番号は離さない。





「何を望むの?」


何も知らない顔が語る、痛い言葉。
ナニを、ノゾム…?
可愛いと呼ばれる、男の子が私に問う。
不敵な笑顔。


「秘密」


嘘だけど、そんなの言いたくないから誤魔化した。
夕立の雨が私たちを濡らす。
傘なんて物は持ち合わせていない。
何も知らない顔が語る、一緒に帰ろう。
ぎゅっ、と握る手は温かくてギュッと心を掴まれた。


「僕はね、幸せを望む」


純粋な顔の奥には、汚れた過去。
何て、私は馬鹿なんだろうって、雨で涙を紛らわす。


何時からだろう、自分だけが不幸なんて考えた日。
どこからだろう、自分だけが独りなんて考えた日。




「じゃあ、私は君の幸せを望むよ」






忘れてた。
馬鹿だなぁ、私って。




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