ピンクになったあなたを見て
かわいらしいと呟いたの
あなたは大層な顔でピンク?と私に尋ねたの
「ええ、かわいらしいピンクだわ」
「どこがピンクだっていうんだい?」
お前の瞳自体がピンクになったんじゃないのかい?
と、馬鹿らしくあなたは私を嘲りました
「私はピンクなんかじゃないよ」
「じゃあ、あなたは何色なの?」
「私はあなたと同じ色じゃないか」
「私は赤よ」
「それじゃあ、私も赤だ」
「 そうね」
翌日、やはりあなたはピンクだった
誰かが来てあなたを取って行ったわ
どうしてこんな色に。
誰かがそう呟いていた
誰かは隣が白だからいつのまにか混ざったのだろうと言った
あなたは大層ピンクになって
私は赤よ、と消えた
不自然に残ったあなたの跡を見て
各々、かわいそうにと呟いた
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ピンクのチューリップってあるのだろうか
たまたま着ているTシャツがピンクだったから
なんとなく書いた
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