なんだっていいから笑って欲しいんだ。ちょっとでもいいから僕をみて微笑んで。何も言わなくていいから。寧ろ何も言葉なんて要らないから。こっちを向いて笑って笑って笑って笑って、僕を空気みたいに扱わないで。
「好きなんだ」
「(コードエラー)」
「ねぇ、聞こえてるの?」
「(コードエラー)」
会話のようで一方的な会話。僕の目はいけない。君の顔にモザイクをする。見えないように見てしまわないように君を隠すんだ。僕の目はいけない。僕の目はいけない。でも、僕の目がなければ君の笑った顔は見れないんだよ。ねぇ、僕はどうしたらいい。
「殺してもいいかい」
「(コードエラー)」
「それとも殺してくれるかい」
「(コードエラー)」
無機質。それは君の方ではなく僕自身。
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