「もし、貴女が欲しいもの1つだけ叶えてくれるなら何が欲しい?」
あたしの質問は可笑しかった。
欲しいものを1つだけ「叶えて」くれるのだ。
手に入る、のでは無く叶えてくれる。
君はこの質問を如何受け止めるだろうか。
「何でもいいの?」
「うん」
君は一度空を見上げた。
そして、目を瞑る。
あたしはその姿をただ漠然として見ていた。
「別に何でもいいや。唯、この時間がもう少しだけ長くなれば」
君が純潔に見えた。
今まで同じ道を歩み続けてきたのに。
手を汚し、未来を捨てた。
なのに、君はまるで汚れていないかのように語る。
苛立ちが込み上げる。
同じ時間を過ごして同じ道を歩んで同じように過ごしてきたのに、汚れてるのはあたしだけで君は輝いている。
あたしの心は不思議と虚しさだけでいっぱいになった。
「何にも変わってないね」
そう、変わっているのはあたしだけ。
急に心臓が蠢き始めた。
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意味不明でごめんなさい。
もう、毎回の事なんでいいですよね。笑
余談ですが、今読んでいる小説が凄く好きです。
そういう心にじんわり残る小説を何時か書けたらいいなぁ、此処で。
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