快感

繋がる体温
遠のく意識

意識を手放す快感


忘れられぬ欲情
発達途上の異物

溺れ喚く

快感のままに
唯只管に
声が枯れるまで

しがみ付く貴方の躯に
私の愛の痕

最高の快楽


感じるのは唯快感

単純単細胞

単純単細胞
僕の脳はより単純

感情に煽られ
涙し
赫怒し
笑い
堕ちる

分裂を繰り返し
やがて小さく跡形も無く消える

有機物の僕は
腐り
誰かの踏み台と成って
埋れてゆく

単純単細胞

腐って消える前に
子孫を残せ

承諾

誰の許しを得て
僕に触ろうとしているんだい？

無能な下衆が僕に近寄らないでくれる？

くすくす
くすくす


何て様だ
いいね、その躯
堪らなくそそられるよ

いいよ、許してあげる
僕の躯を触ってもいいよ

サヨナラ

結局、そうなんだ

君は僕を好きだと想ってた
否、想い込んでた


君は僕を頼りにしてると思ってた
否、思い込んでた


でも、結局は
其が負担だったんだね

それでも愛想良く笑ってくれて


なんて僕は醜いんだろう

ごめんね
もう、無理しなくていいよ

僕は僕が出来る事だけを
君に捧げるから
無理、しなくていいよ

こんな僕に笑ってくれなくていいんだ



サヨナラ