虹の橋

壊れた破片
拾い集めて虹の橋

似合わない帽子深く被り
街に君に会いに行く
君はあの虹の向こう

他人の目

過ぎ行く時

懐かしさを惜しむ人々は
今日も急かしく足を動かす

一欠けらの破片

誰かが落としたキヲク
変わらない日々

君は何処へ行ってしまったのか

あと少しで虹は消えそうだ

未知の扉

閉じこまれた
固く閉ざされた未知の扉の中に

喚く声も
泣き叫ぶ声も
不安にしかそれは変わらない

鎖が動いた
僕に語りかけた

チャンスをあげよう、と

どうせ判ってる
あの鎖なんかは
僕を此処から出そうだなんて思っていない

現に鎖は絡まって、絡まって
僕を逃す気なんて無い

光は無いが闇は有る
それは未知の扉

伝えたかった

解って欲しいから泣くのではなく
私の事を知って欲しいから言うのではなく

私は、私の想いを伝えたかった

貴方が間違っているとかじゃなく
貴方に嫌味を言う為とかじゃなく
私が貴方に伝えたかっただけ

それが例え
他人の事であろうと
貴方の事であろうと
無責任な発言であろうと

このままでは貴方も私も変われない
と、伝えたい

発言の権利は
貴方に毎日良い様な顔をしてなければなりませんか？
貴方に良い様に思われてなければなりませんか？


私は貴方の様にはなりたくありません


それだけです、伝えたかったのは
それだけです、私が貴方に対して思ったことは



私は貴方に伝えたかった

貴方は間違っていない

貴方は間違っていない

そう、君に言われただけなのに
何故か涙が溢れ続ける

共感して欲しい訳でもなく
一緒に泣いて欲しい訳でもない
ただ、認めて欲しかった

僕の意見を
僕の想いを
僕の存在を

否定されて、否定されて
挙句の果てに拒絶されて

それでも君は僕に語る


貴方は間違っていない