世界発展展覧会

手につく淋しさ
分かってあげることしか
出来なくて

視線がこびりつく街で

ひとり心を痛めた

媚びた世界は
失う怖さを知らずして
今日も燦々と
張り切って生きています

どこか忘れがちな
淋しい景色は
とうの昔に壊されて

居場所をなくした夢が

ひとりひとり消える

ぼくは其れを救って
泣いてあげることしか
出来なくて

淋しさはいつまでも
置き去りの侭、

紅い絨毯

敷き詰められる愛は
色褪せることなく
ただ君を待ち続ける

望んだ夢に
神は慈しんで
消した

音は溢れる

どれだけ泣いても
戻らない気持ちは
いつまでも
ぼくの心の中に、

愛してる

束縛しちゃうよ、

喉に流れる甘い夢が
助けを求めて
体の中で駆け巡る

夢と君が溶けていって
ぼくと融合する

口内に運び込まれる
苦い夢と甘い君が
口の中で溶けていく

絡まる体温が
静かに消えていく

もう、逃がさないんだから

君も夢もすべて

危険信号

嘘をついて貴女を傷つける度
僕の淋しさは和らいで
僕の愛しさは、薄まる

淋しさは嘘というカタチに成り

嘘は助けての合図
痛々しい救済の声


早く気づいて
僕の危険信号に

貴女しか居ないの

信じられる事の無い真実は
更なる淋しさを産み
幾度も嘘をつく