友人関係

卑劣な言葉と
冷淡な会話で
繋がっている僕等は

まるで
それを排泄するだけ
それだけの関係みたいな


知ってる

僕が弱音を吐けば
誰かが慰めてくれるって

分かってる

僕が泣けば
誰かが話を聞いてくれるって


でもそれって
ただ淋しいだけなんだよね
ただ苦しいだけなんだよね

だから
誰かに分かってもらいたいし
聞いてもらいたい

それだけで良いのかなあ

それで満足するのかなあ

それじゃ
何か違う気がする


だったら
僕等を妬む人が出来るくらい
思いっきり笑って
楽しいことをすればいい

それだったら

苦しくないし淋しくもない

思考回路

素敵な世界に罵られて
視界は一変する

血が流れた
誰の血？
僕の血、
血液でさえ僕から逃れようと

痛んだ髪の色素が抜けて
僕は空っぽになる


今なら死ねる

それなのに、
死なせてくれない


悲しくなんか無いのに
流れる涙は
とても濁っていた

虚構

この世界は私の世界なの

人は笑い
人は楽しみ
人は私を好く
人は私の人


世界中の人が私を好くのに

なによ、
この世界

こんなの違うわ


人は私を好くのに
こんなの人じゃないわ
好かない人など居ない

誰よ、
こんな世界創ったのは

狂、発狂

傷付いた排泄器官
消化器官は怖気づいて

いつのまにか
僕はブラウン管の中


創れる世界での
下らない会話
先輩の機嫌を伺いながら
コメントして

ブラウン管の中で愛想笑い

届いていますか

ブラウン管の中で
悲鳴をあげて
出してと叫んでいる
僕の声が、


ねぇ、僕のその手をとってよ