全てはわたしの世界で

全てわたしのもの

誰かの手に渡るならば
いっそ壊してしまいたい

わたしの手の中にきたのならば
逃げる術はもう無いわ
諦めて笑いなさい

それか

殺したくなるくらい
わたしを愛しなさい

夢が膨張

膨張した夢が割れた

弾けた破片が飛び散って
拾い集めてただ泣いた

夢を見すぎた

見すぎた夢は壊れた

何もかも私の想像だと気付いた時
私は既にここでは生きられなくなっていた


ああ、どうして割れてしまったの

後ろ姿

初めから無理だって分かっていた
それでも夢をみていたかったのは
貴方の背中をずっと追いかけたかったから
いつか隣に並んで歩けると信じてた

霞む

さよならすら言えなかった
大丈夫、分かっていた分かっていた

泣いてなんかいない

差別

たくさんの中から選ばれた私は
また、たくさんの人の中から
選ばれて選ばれて区分される

一般人とそれ以外
それ以外と馬鹿
馬鹿と不満足

そうやって区分されたのち
順位がつけられて
笑う人と泣く人が生れるんだ

それがごく僅かな差なのかは
個々によって異なり
罪悪感で泣く夜を知らない人たちは
なんの躊躇もなく
人を落とすんだ

私はどれに区分されるのだろうか