見合、待つ春の色

ずっと探しているのだけれど
見つからない見つからない

どれだけ春を迎えようと
私の想いは凍った侭

寒いですか

淋しいですか

独りですか

何処にいらっしゃるのですか


もう、何も言うまい
あと少しで強制的に春がきます

温度差

くらくらと悲しくなる
君の所為だよ、と
優しく笑った君には
ひしひしと怒りを感じた

甘えない
そんな言葉に甘えて
ぐずぐずと鬱ぐ

朝は冷え込み夜は暖かく

温度差の激しい毎日
いつ気が狂うか
不安で堪りません

リバース

もう要らないって
感情を机に置いて
フォークで朝を食べた

もう下らないって
思考を鍋で煮た
スプーンで夜を食べた

暗くも無い
明るくも無い

曖昧な空間で
今日も何時も通り
出掛けて帰って
食べて寝て起きて


最後に笑った日を思い出して
過去を生きる

灰色なお年頃

散らした夢を平等に盛って
さあ出来上がり

矢印が透明に笑う
(迷うならコチラ)
アスファルトが泣く
(もっとぼくを踏んで)

和気藹々 迷いはUターン
グレーゾーンな赤線

赤が点滅 黒と黄色が降りて
「KEEP OUT」刹那、轟音
轟いた先には
君のときめく心臓

兎 瞳孔閑散 煌めく時計
包まれた言葉に
刺し殺す笑顔
快感 既に常に惚れ惚れ

わたしを攫うのは素敵なわたし

笑ってもっと悲しく
(健気に嘔吐)


救いも憐れみの言葉も要らない
欲しいものはもっと汚いもの
君の要らないものが欲しい

そうやってキチガイ気取り